月にも浪にも放れない

植物を観察している大学院生のフリースペース

4年間借り続けた奨学金が全額返還免除になりました!

 先日、大学院の4年間に日本学生支援機構から借りていた奨学金504万円が返還免除(全額免除)となった。嬉しくてたまらず、お世話になった方や友達に報告してまわった。今まで応援してくださった方、本当にありがとうございました。

 さて、あらためて額面を見ると、びっくりする額である。

 504万円の内訳は、修士課程*:月8.8万円x 2年間、博士課程*:月12.2万円x 2年間である。本来ならば、あと1年間12.2万円を借り続けるところだったのだが、学振の特別研究員に採用されたので、奨学金生活は4年間で終了した。(5年間借りると、650万円を超えることになっていた。)

 奨学金を貸与している途中、何度も保証人になってくれていた親戚から心配されたが、私は奨学金を借りながら大学に通うことに抵抗はなかった。私は、奨学金を決して無駄にはしない(させない)と考えていたし、大学に通うことが今の私にとっての楽しみであり、将来はそれを糧にする職に就くためにはこの奨学金が必要だと思っていた。
今、思い返してみても、大学院4年間の生活に消えた504万円は、未来の私が、今の私に先行投資したものだから、将来20年間、月々2万円を払い続ける価値があったと思う。

 とはいえ、日本学生支援機構の、奨学生が貸与期間中に特に優れた業績を挙げれば、返還額を減額・免除するシステムは、貸与開始前から把握していて、そこを狙えるくらい頑張ろうと考えていた。本当に実現できたことは今でも信じられないが、その頑張りが認められて嬉しくてたまらない。

 この調子でこれからも頑張りたい。


*私の在籍する大学院は一貫制博士課程なので、修士課程と博士課程に相当する2課程が連続している。そのため、修士1年から博士2年までの4年間を一括で返還免除申請できたが、多くの大学院では修士課程と博士課程が別課程として分かれており、返還免除申請もそれぞれの課程でする必要がある。